また盛りだくさんの特典の中には、2011年に収録された宝田明、中島春雄(ゴジラ)、入江良夫(美術)、開米栄三(怪獣造形)、佐藤忠夫(映画評論家)への新しいインタビューが収録されているもの嬉しい。製作中や公開直後は本作がゲテモノ扱いされたというエピソードや、ゴジラの着ぐるみ作りの詳細が生き生きと語られている。また第五福龍丸に関するドキュメンタリー(英語のみ)が収録されている点もさすがクライテリオン、と思わせる扱いで、特典も要チェック。もちろん、レイモンド・バー主演でハリウッドで再編集されたバージョン、"Godzilla, King Of The Monsters"(1956年)も収録。
リージョンは日米共通のリージョンAのため、日本の再生機器で視聴可能だ。特典内容は以下の通り。
<特典映像>
(1) Commentary
"A Critical History and Filmography of Toho's Godzilla Series"の著者であるデヴィッド・カラット氏によるコメンタリー。英語音声、字幕無し。
(2) Godzilla, King of the Monsters
テリー・O・モース監督によるアメリカで再編集された1956年の作品(邦題は「怪獣王ゴジラ」)。英語音声、英語字幕。本編に加えてデヴィッド・カラット氏のコメンタリー、予告編を収録。
(3) Cast and Crew
4つのキャスト&スタッフインタビュー。日本語音声、英語字幕。
南海サルベージ技師・尾形役の宝田明、ゴジラや変電所技師を演じた中島春雄、特撮映画専門の美術デザイナーの入江義夫と特撮映画の怪獣造形家の開米栄三、そして音楽担当の伊福部昭へのインタビュー。宝田明、中島春雄、入江義夫と開米栄三へのインタビューは2011年に新たに収録されたものだ。これらの内容はかなり詳細で当時の思い出が鮮明に語られており必見。