Jin-Roh: The Wolf Brigade: Special Edition (DTS) (人狼 JIN-ROH)
作品データ リージョン:1 制作: Bandai Entertainment 映像仕様: LBX 音声仕様: DTS/Dolby Digital 5.1 Surround (Japanese), Dolby Digital 5.1 Surround (English) 作品時間: 102分 画面比率: 1.85:1 CC: No 字幕: English
ベルリン国際映画祭ほか、全世界の国際映画祭で熱い注目を浴びた、アニメーション映画「人狼 JlN-ROH」が、米国版DVDの通常版、および3枚組スペシャル・エディションで登場した。敗戦から10数年後の東京は、急速に進められた経済政策によって、失業者と凶悪犯罪が急増する混沌とした街となっていた。治安維持のために組織された首都圏治安警察機構、通称「首都警」は、その地下組織である反政府勢力との市街戦を繰り返していた。その首都警の特機隊に属する青年・伏一貴は、上司の命を忠実に実行する反政府組織鎮圧のプロ。ところが、ゲリラの追跡中、ある女性との運命的な出会いによって、自分自身の内なる変化を感じ始める。宿命に抗おうとした男女の行方は・・・・。「攻殼機動隊」の押井守が原作・脚本を手がけた作品。情報工学が発展した近未来をテンポ良く描いた「攻殼機動隊」とは全く対照的に、忘れられつつある戦後の日本の風景の中で、キャラクターの内面に深く迫った人間ドラマとなっている点が見どころ。人物のリアルで細かい描写が2人の男女の感情をよりドラマチックに表現している。米国版DVDスペシャル・エディション3枚組の内容は、ディスク1に本編、ディスク2にインタビューなどを含む特典を収録、そして3枚目はサウンドトラックCDとすべてが揃った豪華版。さらに12ページほどのブックレットが付いた、ファン待望の保存版である。ディスク1のアナモルフィック/DTS音声収録の本編は、映像・画質共に最高レベルの素晴らしいクオリティ。全編を通じて押さえたトーンの色調を決して損なうことなく再現されている。ディスク2の特典収録は、押井守、監督の沖浦啓之、音楽の溝口肇らが中心の45分ほどのインタビューがメインで、作品コンセプトなどが語られている。「自分が監督をしたとしても同じ仕上がりになっただろう」と話す押井守氏だが、ファンなら氏の作品に対する熱い思いをじっくり聞いてみたいところ。ほかには予告編、100枚以上のアートワークを収録。ディスク3は、作曲家およびチェリストとして、ワルシャワ、チェコなどの世界的なオーケストラとセッションをこなす溝口肇が担当した音楽を収めたサウンドトラックCD。切なく美しいテーマ曲が素晴らしい。音声は日本語(DD/DTS5.1)、英語(DD5.1)、英語字幕 (ON/OFF切替可能)。リージョンは1限定。 *通常版には、本編と予告編が収録されている。
2002/03/18
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