そんな熱烈なファンから熱い注目を集めた待望のリリースとなった。というのも、米国盤DVDでは1998年にアンカー・ベイより第1、2作目のUS版カップリング Tombs Of The Blind Dead / Return Of The Blind Deadがリリースされたものの、数年後には廃盤となり中古盤が高額で取引されるようになった。3作目は、Brentwoodのホラー作品セット内に"Zombie Flesh Eaters"というタイトル名で収録という中途半端なリリースに留まっており、こちらも現在は廃盤である。4作目は未発売。監督の母国であるスペインでもDVD化されているのは1作目のみ、世界中を探しても4作品を完全な形で観ることはほぼ不可能だったのである。
<ディスク#1> Tombs of the Blind Dead(エルゾンビ/落武者のえじき)(1971)
オリジナルノーカット版"La Noche Del Terror Ciego"(97分、スペイン語モノ、英語字幕)US版"Tombs of the Blind Dead"(83分、英語モノ、字幕なし)いずれも1.66:1アナモルフィック・ワイドスクリーン。アンカーベイ版よりクオリティは断然アップしている。US版では拷問シーンが冒頭に来ていたり、際どいレズビアン・シークエンス、母親の血を浴びる子供のシーンなど残虐表現などがカットされているが、オリジナル版よりテンポが良いという評価もある。
特典映像に"Revenge Of The Planet Ape"と題名が変えられた別オープニング映像、ポスター&スティル・ギャラリー、予告編を収録。
<ディスク#2> The Return of the Evil Dead (1973)
オリジナルノーカット版"El Ataque De Los Muertos Sin Ojos"(91分、スペイン語モノ、英語字幕)、US版"The Return of the Evil Dead"(87分、英語モノ、字幕なし)いずれも1.66:1アナモルフィック・ワイドスクリーン。US版は全体的には4分短くなっていて、シーンの順序を入れ替えるなどの編集も行われているが、映像は若干明るい。ポスター&スティル・ギャラリー、予告編を収録。
The Last Templar: オッソーリオ監督ドキュメンタリー(25分)(スペイン語モノ、英語字幕)
Unearthing the Blind Dead: オッソーリオ監督インタビュー(11分)(スペイン語モノ、英語字幕)
Farewell to Spain's Knight of Horror (DVD-ROM) : 「フラッシュ・ゴードン」のマイク・ホッジズ監督がオッソーリオ監督の死後に捧げたエッセイをPDFで収録。エッセイは2001年にShivers誌に掲載されたもの。
<ブックレット> KNIGHTS OF TERROR
Nigel J. Burrell による批評エッセイの改訂版40頁の小冊子。作品分析、キャスト&スタッフ紹介、テンプル騎士団の歴史、写真を多数収録。