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1980年代、19歳の時にイスラエル軍の青年兵士としてレバノン内戦を戦ったアリ・フォアマン監督の実体験に基づいたドキュメンタリー・アニメーション。 それから20年以上が過ぎた2006年、アリは旧友に呼び出され、彼が毎晩悩まされる悪夢について相談される。それは26匹の獰猛な犬達に追い立てられるというものだった。戦争当時のことを思い出すことのできないアリはかつての戦友達を訪ね歩き、自分の脳裏からは失われてしまった戦慄の事実へと迫っていくが…。 ドキュメンタリーをアニメーションで描くというパラドックス的な試みについて、「失われた記憶を取り戻す過程を描く為に実写よりもアニメが適していた」と監督が語っている通り、アニメーションで描かれる人物の無機質な表情は戦争の虚無感と悲惨さを効果的に表現している。フォアマン監督が4年の歳月をかけて制作した渾身の一作。各国で絶賛を浴び、2008年度アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた。
本エディションはBlu-ray。スタンダードDVDも同時発売。 |
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